電気代が高い理由

日本特有の同調圧力、エコのせい

1.原子力発電所の停止
最近よく耳にする原子力発電所を運転すると電気代が下がるは、既に実証済みで原子力発電所が稼働している九州電力、関西電力の電気代は安い。
原子力発電所は、運転してもしなくてもそこにあるのだから、使えるものは使うの立場から、運転して電気代をさげる方向になればいい。

2.再エネの大量導入
太陽光発電に代表される再エネ導入によって電気代は大きく上昇している。日本のどこかで誰かが太陽光発電システムを設置することでその設置費用が電気を使用する全員から徴取されているのが再エネ賦課金である。
当初2012年には0.22円/kWhであったものが、今では3円を超えており、電気料金の数十%を占めており、電気料金を上昇させている。
日本のどこかの誰か、土地持ちであったり、戸建て持ちの金持ちの事業を国民全員が補助している構造だと思う。

3.エネルギー(天然ガス)の高騰
ロシア、ウクライナの戦いによって、ロシア産の天然ガス採掘、輸入がストップした。ヨーロッパの国々も同様、世界的にストップした状態で、天然ガス、石油、石炭のエネルギー価格が高騰した。

以上、3点が電気代が高くなった理由だ。日本の電気代についていうともう一つ、電力自由化の良しあしがある。

4.電力自由化の功罪
電力自由化をして久しいが、当初新電力をいう会社が多く誕生して一時的に電気代は下がる傾向を見せたが、いまや新電力の勢いはなく、多くは廃業し、そして電気代は高騰している。
電気代が高騰している理由に付け加えると、電力自由化に伴い、旧一電と言われる電力会社(自由化以前からの地域電力会社)は、採算性の悪い発電所を閉鎖した。
この閉鎖によって売る電力がなくなったことも電気代が高騰している4つ目の一因である。
限られたエネルギーを大切にするという点では、省エネ、節電することに反対はしないが、エネルギーは不自由なく使える方が望ましい。限られたエネルギーを大切にするというのも同調圧力を醸成する怪しい表現である。

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